体でなくハートがハンガーノック。

体でなくハートがハンガーノック。



子供時代2

現在私は、エベレストを目指してはいるのですが、仕事の面でも

私なりにチャンレジをしています。

突然お知り合いもコネもまったくない香港にお店を出したのがそのことです。

 

私は、たまにハンガーノックになります。体でなく、ハートが。

自分への負荷。ハートへの負荷。頭の奥底に響いてくる、

脳みそをギュっと掴むような感じ。

これが嫌なんだけれど、本当はすごく好きなんです。

泣きそうだ!ほんと泣きそうだ!やばいな! そんな気持ちが好きなんです。

この感覚。私に必要なのはこの感覚。

体の苦痛もそうですが、ハートの苦痛もしんどいです。

一見イケイケだけど、くらってます。

いつも強そうなこといっているわりに、けっこうくらってます。

ただこのくらう部分が癖になっちゃうんです。

本当に癖になって、これがないと生きられないんです。

嫌なんですけど嫌であればあるほど、好きなんです。

これがないと、充実できないんです。生きているという気がしないんです。

今挑戦中のエベレストも、今まで挑戦してきたものも、

実は、そういうものを期待してやってきました。

私の尊敬するクライマーで山野井さん。

私の思う、山の神様で、凍傷で手足の指をなくされています。

また私の思う人生を本当に最高に大変充実して生きられているんだろうなと思う方で、

幸せ感が半端ないです。

ある日、そんな温和そうな山野井さんが、

自分へのチャレンジで、悔しそうに、

「獣のような雄叫び」をしているのをある番組でを目にしました。

突然の雄叫びに撮影していたカメラも震えてしました。

日常では温和なあの方のそのような姿にビックリしましたが、

そこがあの方のエッセンスなんだと感じました。

悔しそうでしたが、大変幸せそうでした。

チャレンジする喜び。チャレンジできる喜び。チャレンジを続けられる喜び。

そのようなものが山野井夫妻の中から感じられました。

今の私は感性が鈍ったせいか、若い頃と違い、旅行だけですと、

このようなノック気味の気分を感じられません。

なので、今回の突然の香港出店などのトライは、私にとっては大変意味があることでした。